こんにちは、弊社査定担当の末高です。
今回は刀に関係する言葉やことわざの由来第二弾です。
今回は刀に関係する言葉やことわざの由来第二弾です。
こんにちは。前回の第一弾に引き続き、今回もよろしくお願いします。
第一弾
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ことばの由来<日本刀編 第一弾>の記事はこちら
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それでは早速1つ目です。
「鍔迫り合い(つばぜりあい)」これも刀に関係しています。
「鍔迫り合い(つばぜりあい)」これも刀に関係しています。
そうなんですね!鍔(つば)とはどの部分ですか?
刀身(とうしん)と柄(つか)の間にある出っ張った金属の部分です。
相手の攻撃から柄を握った手を守ったり、滑って自分の刀身で手を切らないようにする役割があります。
相手の攻撃から柄を握った手を守ったり、滑って自分の刀身で手を切らないようにする役割があります。
あ!箱に入った同じようなものをよく見ます。刀の鍔だったんですね。
もしかして帽子のツバと関係ありますか?
いいところに気付きましたね。刀の鍔と似ていることから帽子の飛び出ている部分を鍔(つば)と言うようになったようですよ。
おー私するどい!
「鍔迫り合い」の由来ですが、互いの刀をこの鍔で受け止めて押し合う様から、似た力量の者同士が接戦で激しく争うというような意味になったようです。
なるほど~。時代劇で襲われた主人公が、刀の鍔でギチギチ押し合って切羽詰まっているようなシーンをよく見ますね。
あれが「鍔迫り合い」だったんですね。
あれが「鍔迫り合い」だったんですね。
そうです。そして、今出てきた「切羽(せっぱ)詰まる」も刀に関係していますよ。
物事が差し迫って窮地に追い込まれ、身動きがとれないようなことを言いますね。
物事が差し迫って窮地に追い込まれ、身動きがとれないようなことを言いますね。
おお!それもですか!笑
切羽とは刀のどの部分ですか?
切羽とは刀のどの部分ですか?
先ほどの鍔の写真にも写っていましたが、鍔の表側と裏側に添えられている薄い金具の部分です。
厚さや枚数を調節して鍔がグラつかないように固定するものです。分かり易くバラしてみました。
刀をバラすとそんなことになっているんですね!
切羽が詰まると敵を目の前にして刀が鞘から抜けなくなり窮地に追い込まれることから、この言葉が使われるようになったという説が多くあります。
そうなんですね!
ん・・・?切羽が詰まるとはどういう状況ですか?
ん・・・?切羽が詰まるとはどういう状況ですか?
この説だと切羽が鞘に詰まって刀が抜けなくなるということだと思いますが、
このように切羽が鞘の中に入って詰まってしまうようなことはないですね。
色々調べてみたのですが、この説の中での肝心な「切羽が詰まった状態」を詳しく説明できているものをなかなか見かけません。
色々調べてみたのですが、この説の中での肝心な「切羽が詰まった状態」を詳しく説明できているものをなかなか見かけません。
切羽がどう詰まるのかが知りたいのに、切羽が詰まると~から始まっていますね。
鞘の入り口より少しだけ小さい切羽が絶妙にフィットして鞘に詰まったとか、劣化した切羽から出た粉が鞘の入り口に詰まったとか、相手の刀が奇跡的に切羽に強く当たって破片が鞘に入って詰まったとか・・・そこが知りたいです。
鞘の入り口より少しだけ小さい切羽が絶妙にフィットして鞘に詰まったとか、劣化した切羽から出た粉が鞘の入り口に詰まったとか、相手の刀が奇跡的に切羽に強く当たって破片が鞘に入って詰まったとか・・・そこが知りたいです。
鞘の中に納まるのだとしたらハバキの部分になると思うのですが、このハバキの部分に何か異物が付着などして詰まって鞘に納まらないというのなら有り得ますね。
刀に詳しくない人物がハバキを切羽と間違えて、そのまま「切羽詰まる」というようになったとの説もあります。
刀に詳しくない人物がハバキを切羽と間違えて、そのまま「切羽詰まる」というようになったとの説もあります。
先ほどの写真にも写っていましたがハバキとは何ですか?
ハバキとは刀身の根元に接着されている金具で、刀身と鞘を固定するための金具です。
鞘の口(鯉口)とハバキが摩擦によってしっかり密着することで刀が鞘から抜け落ちません。また刀身が傷まないよう鞘の内側の壁に当たらない状態を保つという役割もしています。
鞘の口(鯉口)とハバキが摩擦によってしっかり密着することで刀が鞘から抜け落ちません。また刀身が傷まないよう鞘の内側の壁に当たらない状態を保つという役割もしています。
なるほど~。そのくらい密着して作られているのであれば、そこに何かが詰まると刀を鞘から抜こうとしても抜けなくなるかもしれませんね。
ハバキを切羽だと勘違いしてできた言葉であれば納得です。
ハバキを切羽だと勘違いしてできた言葉であれば納得です。
この説が本当だとすると、勘違いしていなければ「ハバキ詰まる」という言葉ができていたかもしれませんね。
聞きなれていないので違和感ありますね。
他の説もあります。切羽が詰まる(=鍔とハバキの隙間を切羽で調節して隙間なく埋める)と鍔がしっかり固定されて微動だにしなくなることから、退路が埋まって身動きが取れずどうしようもなくなる、という表現になった説です。
おーーそれだと矛盾しないので納得できますね!
私もそちらの説の方がしっくりくると思います。
色んな説があるので断定はできませんが。
色んな説があるので断定はできませんが。
タイムスリップして、言い出しっぺに聞いてみないと分かりませんね!
それができれば確実ですのでお願いします。笑
まだまだ刀にまつわる言葉は沢山ありますが、また次回としましょう。
まだまだ刀にまつわる言葉は沢山ありますが、また次回としましょう。
ありがとうございました。
第三弾
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ことばの由来<日本刀編> 第三弾 の記事はこちら
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お売り頂かずにお手元に保管される場合でも登録証が必要ですので、お客様にはお手続きをお願いしております。 ※銃砲刀剣類登録証のない刀剣類、古式銃砲等の所持は銃砲刀剣類所持等取締法などにより禁止されております。
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