突然ですが中山さん、これは何だと思いますか?
簡単ですよー!仕覆ですよね!
そう答えると思いましたが残念!
答えは御物袋(ごもつぶくろ)です。
答えは御物袋(ごもつぶくろ)です。
え!仕覆とは違うのですか?
仕覆と同じように茶器を入れる袋ではありますが、目的や作りなどが違ってきます。
そうなんですね!ずっと仕覆だと思っていました。あちゃ~
どう違うのですか?
どう違うのですか?
仕覆はお茶席で人前に拝見に出す袋です。その茶器の大きさに合わせて作られたオーダーメイドで、金襴、緞子、間道、錦など見た目にも綺麗な物が多いですね。
お茶会の会記には袋や仕覆として記入されることもあります。
お茶会の会記には袋や仕覆として記入されることもあります。
確かに、どれもピッタリに作られていました!色鮮やかで綺麗な模様の物も多いので、見ていてウットリしますよね。
それに対して御物袋は茶器を保護する目的としたもので、人前にはほぼ出ない袋です。
(淡交テキストによると、小習事十六カ条のうちの「茶碗荘」を行うときには、初座の床に御物袋に入れた茶碗が、帛紗にのせられて荘られるそうです。)
縮緬や羽二重などの布を打ち合わせにして中に薄綿が入ったもので作られていて、底と側面に区別が無いので平茶碗や濃茶碗のように形が違っていても袋とサイズが合えばどちらも入れることができます。
(淡交テキストによると、小習事十六カ条のうちの「茶碗荘」を行うときには、初座の床に御物袋に入れた茶碗が、帛紗にのせられて荘られるそうです。)
縮緬や羽二重などの布を打ち合わせにして中に薄綿が入ったもので作られていて、底と側面に区別が無いので平茶碗や濃茶碗のように形が違っていても袋とサイズが合えばどちらも入れることができます。
なるほど~。袋だけで自立するものもあれば、フニャフニャしてペタンコの袋もあるなと思っていたんですよね・・・。
仕覆と御物袋とでは、作りや素材が違うものだったんですね。
仕覆と御物袋とでは、作りや素材が違うものだったんですね。
はい。御物袋は見た目も白、紫、朱など無地で地味な物が多いです。
例えて言うなら仕覆が表舞台の俳優さんで、御物袋は影で支える重要な裏方さん、ということですね!
そんな感じですね。下の茶入のセットでいうと、
後ろの箱が共箱、右から仕覆、仕覆、御物袋、挽家袋、茶入、挽家となります。
袋が沢山!
保存する時には、茶入を御物袋に入れる、それを挽家に入れる、それを挽家袋に入れる、それを箱に入れる。といった感じになります。
マトリョーシカみたい!
この御物袋に入れられた茶碗や茶入などの茶道具は、お客様からのご依頼でもよく見られます。
丁寧に保存され大切に扱われていた品物ということで、高価である可能性も高くなります。
丁寧に保存され大切に扱われていた品物ということで、高価である可能性も高くなります。
確かに高価な物は丈夫な袋に入っていたり、木箱が更に漆塗りの木箱に入っていたり、頑丈で大切に保管されている場合も多いですよね。
箱に仕舞われないままホコリを被って倉庫に眠っていたものが実は高価なお宝だった、という例もあるのでそれだけではありませんが、目安の1つにはなるかと思います。
なるほど。
そんな御物袋に入れられた茶道具や、その他気になるお品がござましたらお気軽にお問い合わせください。
お待ちしております。
よくある質問とその回答
祖母が茶道をしていたのですが、茶道具の買取は可能ですか?箱と中身がバラバラでよく分からないのですが、大丈夫ですか?
はい。茶道具の買取には特に力を入れております。是非拝見させてください。
査定時に箱と中身を合わせますので、ご安心ください。
また、掛軸や着物の買取査定もしております。
査定時に箱と中身を合わせますので、ご安心ください。
また、掛軸や着物の買取査定もしております。
買取金額の基準を教えて下さい。
買取金額は品物ごとの流通相場等の弊社リサーチ結果に基づき、付属品や箱、時代や希少度合い等を加算して査定しております。弊社が探している品物であれば、一般的な相場価格よりもより高く査定買取することが出来ます。
出張査定無料となっていますが、査定は無料でも出張料金等は掛かりますか?
査定料金・出張費用・移動経費等の費用は、お取引成立・不成立に関わらず無料です。
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